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コラム

メラトニンとセロトニンについて

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こんにちは。
あゆむ鍼灸院整骨院・院長の吉川です。

当院には自律神経失調症や起立性調節障害でお悩みの方が多く来院されています。
その中でも睡眠障害を伴う方は非常に多く、入眠障害、中途覚醒、多夢など形は違えど、主訴としてよく訴えのあるものです。

個人の考えとしてまず、患者様にお伝えしているのが治療と並行して体内時計を1から作り直そうということを提案しています。
睡眠や、排便・排尿などはサーカディアンリズムという約25時間周期で変動する生理現象によってコントロールされています。
これを一般的に体内時計言います。
サーカディアンリズムは内在的に形成されるものでありますが、光や温度、食事などの外界からの刺激によって修正されます。

決まった時間に起き、決まった時間に布団に入るというのは睡眠にとって最も重要で、眠れなくてもこのリズムを続けていくことが睡眠障害の解決の一歩として考えています。

そして、このサーカディアンリズムに(特に睡眠)と深く関わっているホルモンがメラトニンとセロトニンです。

メラトニンは「睡眠ホルモン」と呼ばれ、良い睡眠に不可欠で光の影響を受けやすく日中は光の影響で抑制されており、暗い夜になると徐々に分泌が増えて、夜中に最大となります。

ですから、明るい部屋で眠ったり、スマホ、ゲーム機などの強い光を浴びることは睡眠の質を著しく低下させます。

本来は3時間ほど前から部屋を暗くしてメラトニンの分泌を促すのが理想ですが、現代社会においてなかなか難しいところもあると思います。
それでも1時間前にはスマホの操作などをやめて睡眠に備えましょう。

それに対してセロトニンはメラトニンと反対の作用で日中、光をしっかり浴びることで分泌量が増加するホルモンです。別名「幸せホルモン」とも言われ、セロトニンが不足すると心のバランスが崩れ、気分が重くなったり、情緒が不安定になったり、場合によっては鬱状態になることもあります。

そして、このセロトニンは先述したメラトニンを生成する原料ともなります。

つまり、朝にしっかり起きて朝日を浴びて日中も暗い部屋ではなく、自身のできる範囲で活動的に動くことが睡眠の質を上げることに繋がります。

昼間にセロトニン、夜間にメラトニンの好循環を作っていく上で朝日は特に重要で、ひいては睡眠障害を改善していくきっかけになることは少なくありません。

睡眠は生きていく上でなくてはならないものです。

充分な睡眠を取ることができないと体力的にも辛いですし、思考能力も著しく低下します。
そのほかの症状を改善していくのにもエネルギーが必要です。

この2つのホルモンをしっかり作用させてサーカディアンリズムを機能させることがあなたの辛い不調を取り去り、快適な生活へとつなげるきっかけになると思っています。

当院は連日多くのご予約を頂戴しておりますが、時間帯によってはご予約可能な場合があります。
まずはお気軽にお問い合わせください。

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